エフェソの信徒への手紙1章15-23節
エフェソの教会は、使徒パウロが3年をかけ、手塩にかけて育てた教会。パウロはこの手紙を、皇帝の裁判をまって幽閉中のローマから書き送っている。*「聖なるものたちの受け継ぐもの」、それは十字架によって贖いとられた「永遠の命」の約束だ。この豊かで栄光に輝く「嗣業」が、全てのものの頭であるキリストを通して教会に与えられているのだ、と。*約束の礎であるキリストはしかし、教会と一体だ。何故なら、教会は主の体であり、キリストが「満ち溢れる」場こそ、私たちの共なる信仰の営みの場=教会なのだから。