イザヤ書 11章1〜11節
第四の蝋燭(ろうそく)は「愛」。アドベントの歩みを導く様々なシンボルは、おそらくこのひと言に集約されるだろう。「愛」は全てを結ぶ絆、と使徒パウロも言うように、「神の愛」という抽象的な概念は、神の子の受肉=イエスの誕生によって、私たちの目に具体的な徴(しるし)として示され、私たちの渇きと飢えを満たす。*「愛」。それは私たちに、不可能を可能にする力を与える。まだ見ないもの、手にしないものを信じ、希望を持って待つ、忍耐を与える。*預言者の描くユートピアを、私たちは今朝、神の愛の徴として望み見るよう招かれる。闇の只中で、神の愛は遂に勝利し、実現するという幻を、忍耐強く待ち、希望をもってその到来を告げ知らせる群れとなろう。