2011年07月03日

7月3日 力尽きる時に

力尽きる時に
ルカ福音書 8章40-56節

8:40イエスが帰って来られると、群衆は喜んで迎えた。人々は皆、イエスを待っていたからである。8:41そこへ、ヤイロという人が来た。この人は会堂長であった。彼はイエスの足もとにひれ伏して、自分の家に来てくださるようにと願った。8:42十二歳ぐらいの一人娘がいたが、死にかけていたのである。イエスがそこに行かれる途中、群衆が周りに押し寄せて来た。8:43ときに、十二年このかた出血が止まらず、医者に全財産を使い果たしたが、だれからも治してもらえない女がいた。8:44この女が近寄って来て、後ろからイエスの服の房に触れると、直ちに出血が止まった。8:45イエスは、「わたしに触れたのはだれか」と言われた。人々は皆、自分ではないと答えたので、ペトロが、「先生、群衆があなたを取り巻いて、押し合っているのです」と言った。8:46しかし、イエスは、「だれかがわたしに触れた。わたしから力が出て行ったのを感じたのだ」と言われた。8:47女は隠しきれないと知って、震えながら進み出てひれ伏し、触れた理由とたちまちいやされた次第とを皆の前で話した。8:48イエスは言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」8:49イエスがまだ話しておられるときに、会堂長の家から人が来て言った。「お嬢さんは亡くなりました。この上、先生を煩わすことはありません。」8:50イエスは、これを聞いて会堂長に言われた。「恐れることはない。ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われる。」8:51イエスはその家に着くと、ペトロ、ヨハネ、ヤコブ、それに娘の父母のほかには、だれも一緒に入ることをお許しにならなかった。8:52人々は皆、娘のために泣き悲しんでいた。そこで、イエスは言われた。「泣くな。死んだのではない。眠っているのだ。」8:53人々は、娘が死んだことを知っていたので、イエスをあざ笑った。8:54イエスは娘の手を取り、「娘よ、起きなさい」と呼びかけられた。8:55すると娘は、その霊が戻って、すぐに起き上がった。イエスは、娘に食べ物を与えるように指図をされた。8:56娘の両親は非常に驚いた。イエスは、この出来事をだれにも話さないようにとお命じになった。

*40-42a会堂長。会堂(シナゴーグ)の管理運営責任者であり、後期ローマ時代には会堂を中心とした地域社会の行政の長を兼ねることもあった。社会的地位のある彼が危篤状態の一人娘のために《イエスの足もとにひれ伏して》、救いを懇願する。*42b-48《出血》は彼女を「祭儀的に不浄」(レビ15:19-31)とした。それゆえ、病気そのものは伝染性でなくても、不浄は伝染するものとされ、地域社会から孤立して生活し、結婚することもできなかった。44《後ろからイエスの服の房に触れると》イエスを取り巻いている群衆に触れながら、さらにイエスの服に触れるのは、いずれも律法違反の行為。47《女》はイエスの透視力に恐れつつ、行為と身に起こったことを告白。それは彼女の信仰告白でもあった。
posted by MATSU at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2011年度4〜9月 | 更新情報をチェックする
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