ヨハネ福音書12:20-36
同志社大学今出川キャンパスの中央図書館の前の植え込みの中に「一粒の麦」という小さい石碑が立っている。「一粒の麦」の箇所は、同志社の創立者・新島襄の告別説教に小崎弘道が引用した箇所だ。図書館は新島の東奔西走の募金で竣工成った礼拝堂の正面に位置する。*「一粒の麦」とは、同志社で学んだものにとっては良心の業の、時代を超えて受け継がれ豊かにされる恵みの約束のシンボルだ。*勿論、命は粗末にしてはならない。命と引き換えにではなく、寧ろ命の証として良心=内なる神の声の導きを信じて一心にこの世の勤めに励む幸い、それが「一粒の麦」の福音だ。