ハバクク書2章1-4節
「幻を書き記せ/走りながらでも読めるように/板の上にはっきりと記せ」。*板に書かれた文を「檄(げき)」という。差し迫った状態で、人々に自分の意見を広く知らせ、それを読む人、聞く人に勇気を与え、奮い立たせ、積極的行動を取らせるようにする、そういう文を「檄文」というのだ。*今、板に書き記された神の幻が私たちの間を駆け巡る。疾風怒涛の破壊と横暴、世俗の嘲りや裏切りの只中にも神は居られ、揺るがない、という幻が。*世の只中で信仰の道を歩む私たちへの「檄」は、「永遠の命」の証となられた復活の、そして再臨のキリストという幻なのかもしれない。